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子離れとしつけの関係

子離れは、子供のしつけと切っても切れない関係にある場合が多いですね。なぜかと言うと、親から見たらいくつになっても子供は子供なのです。心配で仕方が無いわけです。だからなかなか子離れができません。

ところが子供も第2反抗期になると、自分の世界を持ったり、友達関係を大切に考えますから、親の言うなりにはなりません。親の言うことを聞かなかったり、反抗的な態度を取ったり、言いつけを守らないこともしばしばです。

中学生になった子供に対して、小学生の頃は本当に素直でいい子だったけど、今は憎たらしいと多くの親は語ります。でも、それが自然な姿なのではないのでしょうか?
高校生になっても、成人しても、親の言うことをきちんと守って、親に反抗を決してしない子供に育ってしまったら、社会的にも未熟な人間になってしまい、いつも親の顔色をうかがったり何につけても親の意見を聞かないと不安で仕方が無い人間になってしまいそうです。

自分の判断で物事が決められない人格が形成されてしまいますね。

親の立場としては、子供のしつけに一生懸命になるのは当たり前のことなのですが、せめて物心がつくまでとか、中学生までとかの期限を決めてほしいものです。そしてその頃になったら、細かいことには目をつぶって、より高所から健康面や友達関係などに気を配るような気付きがほしいですね。

かといって、しつけは無用などというつもりは毛頭ありません。しつけはとても重要なことです。
でも、しつけが必要以上に厳しいと、子供はその反動で思わぬマイナスの行動を起こしたり、精神的に追い込まれる可能性があります。行き過ぎたしつけは、親の心配症やこうあるべきだと理想形を意識しすぎた表れに過ぎません。しつけが行き過ぎると、子離れができにくくなります。

親自身が、自分の子供時代を冷静に振り返って、親のしつけを本当にありがたく受け入れていたかどうかを考えてみると、答えは明白ですね。
親がガミガミ言わなくても、子供は自分の力で他人に対する思いやりや社会的な善悪をいつしか判断できるように自立するのです。

ですから、子離れを早くするためにもしつけはほどほどに。